子供でも分かる損益計算書の見方【MUP WEEK16〜17】

損益計算書ってなんだろう?どんな仕組みなのか全くわからん・・・
今日はこんな悩みを誰でも理解できるように解決します。
ちなみにこの記事を読み終わる頃には以下の内容が説明できるようになっているはずです。

損益計算書の一部

本記事のテーマ
損益計算書の見方
記事の信頼性
記事を書いている僕は日本最大級のオンラインスクール「MUP」で月額8,980円を課金してビジネスに必要なスキルを学んでいます。
現在は絶賛下積み中と言ったところ。
見てくれている方へのメッセージ
この記事を読むと、会社には切っても切り離せない財務の基礎「損益計算書の見方」が分かるようになります。会社に勤めている人なら知っておいて損はない、というか知っておくべき知識なので、ぜひお付き合いください!

まず、そもそも損益計算書とは何なのか。

一言で表すと「経営の成績表」です。

例えば“一年でどれだけの利益を出したのか“などを読み取ることができます。

会社に勤めておきながら、「自社の財務状況を知らない」ましてや「財務の表をそもそも読めない」と言うのもおかしな話なので、知っておいて損はないです。

かく言う私も、この記事を書く先週まではまったく知識ゼロでした。

Ikechon
噛み砕くと簡単なので安心してください!

実際の損益計算書

まずは私がエクセルで作ってみた損益計算書があるので、一番メインの部分を見てみましょう。

基本的には左側の白い項目が、損益計算書に共通して出てくる項目になります。

かんたんに図形にすると、右側に全体の売上(収益)があって、左側にその収益を得るためにかかった費用(仕入れ材料代とか)と、残った利益(手元に残るお給料)が表されます。

右側の収益が「売上全体」を表していて、そこから左側の費用を差し引くと利益が残る。

 

とりわけ、以下の5点を覚えれば表は読めますので安心してください。

売上総利益
営業利益
経常利益
税引前当期純利益
当期純利益(最後に残る利益)
1つずつ解説しますのでお付き合いください。

①売上総利益

売上総利益は「本業の利益」のことです。

コーヒー屋ならコーヒーの売上やカフェの売上が「売上総利益」ですね。

先ほどの図に、コーヒー屋のパターンを当てはめると以下となります。

本業の「コーヒーの売上」から、「コーヒーの原価」を引いたものが売上総利益となる。

②営業利益

営業利益は、先ほどの売上総利益から販管費と呼ばれる費用を引いた利益のことを指します。

販管費って?

販管費とは「販売および一般管理にかかる費用」のこと。
従業員への給料、販売促進のための広告費、店舗の賃料などがこれに当たる。

まとめると販売にかかる費用ということですね。

「売上総利益」から「販管費」を引くと「営業利益」となる。

売上総利益の中に販管費と営業利益が含まれているような構成図にしてイメージを掴みやすくしました。

こんな感じで、どんどん利益が細分化していきます。

③経常利益

経常利益は“本業以外で得た利益”のことを指します。

例えば、“本業のコーヒー屋“以外に月額980円でコーヒーの入れ方レッスンを毎月開催していると、本業以外の講習料で経常的な利益が発生しますよね。

これが経常利益です。

あくまで“経常”なので一時的な利益は含まれません。

全体の売上とは別に経常利益が発生したので、「コーヒーや以外の収益」=「経常利益」の左右関係にしています。

あともう一息なので頑張ってください!

Ikechon
ここまで大丈夫かな?

④税引前当期純利益

当期に発生した全てのことを含んだ利益を「税引前当期純利益」と言います。

「“当期に発生した全てのこと”って何やねん」って感じですよね。

例えば「キッチンの故障で修理費用が発生した」、「店舗の売却で一時的な利益が発生した」ことなどを指しています。

先ほどの“経常利益“と違って、一時的に発生した利益や損失のことと考えれば分かりやすいです。

「特別損失」はキッチン故障を指しています。最初の売上総利益から随分と利益が小さくなりました。

一番最初の売上総利益は、これだけ細分化することができるわけですね。

いよいよ次は最後の5つ目です。

⑤当期純利益

当期純利益は、あらゆる経費を全て差し引いて最後に手元に残る利益になります。

法人税などの税金も全て引き去った後のお金なので、“言わば“経営者のお給料“です。

最後に法人税を課税して最終の利益となります。

各利益の相対関係

一通り説明しましたが、それぞれの利益には相対関係がありますので一覧にしておきます。

(売上総利益=販管費+営業利益のような相対関係のこと)

ひとくちに売上といっても、最終的に手元に残るのは「純利益」となるので、どれだけ純利益を残せるかが財務・ビジネスの醍醐味ですね。

最後に損益計算書を読んでみよう

記事の冒頭でお見せした、某企業の損益計算書ですが、おそらく意味が分かるようになっているはずです。

以下におさらいを含めて載せておきますので、改めて見直してみてください。

赤枠部分を見ないでも説明ができればベスト!

どうでしょうか。

たった数分〜数十分で損益計算書の意味や読み方がある程度わかるようになったのではないでしょうか。

ひとつひとつ丁寧に噛み砕いていけば誰でも理解することができますので、読んで終わりではなく、皆さんも企業のHPからIR情報を覗いて復習をしてみてください。

それではまたWEEK18で!

Ikechon
最後までご覧いただきありがとうございました!
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