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ビジネスチャンスは石ころ以上に転がっている
「何か革新的な発想が生まれたらなぁ…。」そんなことを考えたことはありませんか?
私はあります。笑
普通の人では思いつかないプランを考えると、お金が稼げると考えがちですよね?
でも、ビジネスは想像しているよりもずっと多く自分の身の回りに転がっているのです。
人々は「不」に対してお金を払う
ビジネスは人の「不」から生まれやすいです。
不満や不効率なことを改善できるモノやコトがあれば、需要はありますし話題性も生まれます。
よくお昼の番組で「主婦の発想が大ヒット商品を生んだ」なんて目にしたりしますが、それだって主婦の不満を改善するグッズがお金を生み出していますよね。
こんな風に、「不」に対して人々はお金を払って改善を図ろうとする傾向が強いです。
海外の「不」からビジネス
MUPの講師である竹花さんは、過去にフィリピンの駐在員をしていたことがあるそうで、ゼロから1を生み出すビジネスの基礎を海外で実践されていたようです。
fa-angle-double-right参考:MUPとは?竹花貴騎が教える、多様性を持ってアウトプット【WEEK1】
その際は、効率的な広告ビジネスを設立したそうです。
fa-checkフィリピンの道路沿いは広告だらけ
車で道路を走っていると、非常に多くの広告が休み無く現れるそうで、竹花さんは当時、「こんなに広告が密集していても車からは目に入る時間も短く、数が多すぎて効率が悪いし費用も高い」という不を見つけたそうです。
fa-checkフィリピンの病院は金持ちばかりで空間も広くシンプル
別の日には病院に行った際に、やたらと高級車が入り口に着けている場面が多く見られたそうです。
また、フィリピンの病院は費用が高く、空間も広々としていてとてもシンプルであるが高級感もあったそうでした。
ここで竹花さんは閃きました。
不効率な道路看板より病院で金持ち向けのPRを
高い費用でアプローチ数が多くても、実際に購買に移る数が少なければ広告の費用対効果も悪くなります。
そこで、竹花さんは所得の高い人しか来ないフィリピンの病院に目をつけ、金持ち向けの企業広告を掲載したら需要もアプローチ効果も上がるのではないかと考えました。
結果的に、所得が高い人は資産運用も含めた不動産の購入が多いことから、不動産会社の持つ高級物件の広告需要が特に多かったそうです。
「ニッチ戦略」と「ターゲットを絞る」は別
ビジネスはターゲットを絞った方が上手く生きやすいなどと聞いたことがありませんか。
今回の病院=富裕層が多いという発想から金持ち向けの広告需要が伸びたわけですが、あくまで需要に対して最大限に対象を取り込もうとした結果であり、決して「ターゲットを絞った」訳ではありません。
fa-checkむやみに対象を狭める必要はない
「病院=高級=〇〇代男性向けの広告」など、対象を狭めたほうがより反応が良くなると思わないでしょうか?
でも、この考え方ではNGな訳です。
無理に対象を絞っても、純粋に対象が狭まってしまい、機会の損失を生んでしまう可能性があるからです。
掛けられるコストに対して最大の対象幅でアプローチを図ることが大事で、コストに対して過剰に対象を狭めてしまうことは避けましょう。
新たな発想はいらない
ビジネスには新しい発想は必要ありません。
すでに存在するもの同士を掛け合わせることで新しいチャンスが生まれるのです。
今回を例に取れば、竹花さんの「無駄に多い広告×空間の多い病院」がそうでした。
とにかく情報に多く触れて、何かと何かを掛け合わせた時にシナジー効果が生まれたら、それは新しいビジネスチャンスかもしれません。
私もビジネスチャンスを少しでも多く掴めるよう、身の回りの「不」に目を向け直してみたいと思います。
それではWEEK22でお会いしましょう!